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中つ国 (トールキン) : ウィキペディア日本語版 | 中つ国 (トールキン)[なかつくに] 中つ国(なかつくに、)は、J・R・R・トールキンの物語作品における架空の世界で、彼のほとんどの物語が起こったとされている場所である。 ==概要== この「中つ国(ミドルアース、)」という言葉は、『ホビットの冒険()』、『指輪物語()』そして『シルマリルの物語()』の中で描かれた全世界に非公式に適用されることもあるが、 もっと適切には(エンドール''Endor''あるいはエンノール''Ennor''とクウェンヤやシンダール語などのエルフ語で呼ばれた)その主要な大陸だけを示すのに使われた。 中つ国の設定はしばしば別世界であると思われるが、実際は地球の歴史上の架空の期間、6000 - 7000年前の設定とされる。トールキンは、中つ国が私たちの地球であると手紙のいくつかの中ではっきりと主張していた。本で書かれているのは、大陸の北西が大部分であり、現代のヨーロッパに対応する。中つ国の東および南に関してほとんど知られていない。 中つ国の歴史はいくつかの時代に分割される。『ホビットの冒険』そして『指輪物語』は第三紀の終わり頃のことを扱っていて、一方『シルマリルの物語』は主に第一紀の出来事を扱っている。その世界はもとは水平だったが、第二紀終了の近くに創造者イルーヴァタールの介入により丸くなった。 中つ国についての知識の多くは、トールキンが生前に出版しなかった著述に基づいている。著述に含まれている多くの中つ国の伝説は、トールキン・ファンの大部分によって「正典」と見なされている(何をもって正典とするかは、中つ国の正典を参照)。
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